
意外と知らない? JATEマークの役割
- 電気通信端末機器審査協会って?電気通信端末機器審査協会(JATE)という名前を耳にしたことはありますか? あまり聞き馴染みのない方も多いかもしれません。しかし、JATEは、私たちが普段何気なく使っているスマートフォンやタブレット、パソコンといったインターネットに接続する機器が安全に、そして正しく使えるように、重要な役割を担っている機関なのです。JATEは、電気を用いた通信に関する法律である「電気通信事業法」に基づいて設立されました。その役割は、電話線や光ファイバーなどの通信回線に接続する機器が、電波に関する法律である「電波法」で定められた技術基準に適合しているか、そして通信網に悪影響を与えないかを審査することです。例えば、スマートフォンから発信される電波が強すぎると、他の通信機器に干渉してしまい、通話ができなくなったり、インターネットに接続できなくなったりする可能性があります。このような事態を防ぐため、JATEは機器が電波法の基準を満たしているか、他の機器や通信網に悪影響を与えないかを厳しくチェックしています。JATEの審査を通過した機器には、「工事設計認証」という認証が与えられます。この認証マークは、機器が安全に、そして安心して使えるという証なのです。普段何気なく使っている機器も、JATEの審査を通過しているからこそ、快適な通信環境が保たれていると言えるでしょう。