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ハードウエア

コンピューターの基礎知識:ビットとは?

- 情報量の最小単位 今日の社会では、コンピューターが様々な情報を処理することで私たちの生活は成り立っています。写真、動画、音声など、扱う情報の種類は多岐に渡りますが、これらの膨大な情報をコンピューターが処理できるようにするために、情報を最小単位に分解する必要があります。その最小単位となるのが「ビット」です。 では、ビットとは具体的にどのようなものでしょうか? 私たちの身近なもので例えてみましょう。例えば、電灯のスイッチにはオンとオフの二つの状態しかありません。ビットはこのように、二者択一の情報を表すことができる単位です。電灯のスイッチで考えると、オンを「1」、オフを「0」と決めることで、電灯の状態を数字を使って表すことができます。この「0」と「1」の状態をそれぞれ1ビットと呼びます。 コンピューターはこのように、すべての情報を「0」と「1」の組み合わせで表現しています。膨大な量の情報を扱うコンピューターにとって、情報を最小単位であるビットに分解することは、情報を効率的に処理するために欠かせない仕組みと言えるでしょう。
開発

コンピューターを支える基礎:バイナリとは

私たちが日常で使っている言葉は、日本語であればひらがなや漢字、英語であればアルファベットなど、様々な文字で表現されます。しかし、コンピューターの世界では、「0」と「1」というたった二つの数字だけを使って、あらゆる情報を表しています。この「0」と「1」だけを用いたデータ形式を「バイナリ」と呼びます。 コンピューター内部では、文字はもちろん、画像や音声、動画など、私たちが目にしたり耳にしたりするあらゆる情報が、このバイナリに変換されて処理されています。 例えば、「A」という文字はコンピューター内部では「01000001」という8桁のバイナリで表現されます。このように、すべての情報は「0」と「1」の組み合わせという共通の言葉に翻訳されて、コンピューターで処理できるようになるのです。私たちが普段意識することはありませんが、デジタルの世界では、このバイナリこそが共通語と言えるでしょう。