
ものづくりの必需品! コンピューター支援設計のスゴイ力
- コンピューター支援設計とは
コンピューター支援設計(CAD)は、その名の通り、コンピューターを使って製品や構造物を設計するための技術です。従来、設計図面は製図士が手作業で作成していました。しかし、CADの登場によって、設計作業は大きく変化しました。
CADを使うと、従来の手書きでは不可能だった、より正確で複雑な設計を、効率的に行うことができるようになります。例えば、立体的な形状を自由に表現したり、設計データをもとにシミュレーションを行ったりすることが容易になります。また、設計変更も容易に行えるため、設計期間の短縮やコスト削減にも繋がります。
CADは、今では建築、自動車、航空機、機械など、あらゆる分野でものづくりに欠かせないツールとなっています。製品の設計だけでなく、製造工程の計画や、製品の運用・保守など、幅広い用途で活用されています。
CADの普及により、製造業では、より高品質で複雑な製品を、より短期間で開発することが可能になりました。また、設計者以外の人にとっても、CADデータを通じて設計内容を理解することが容易になったため、設計者と製造現場、あるいは設計者と顧客との間で、より円滑なコミュニケーションが可能になりました。