
無線ネットワークの要:APの基礎知識
無線接続の仲介役、つまりアクセスポイント(AP)は、電波を使って機器をつなぐネットワークの中心です。家庭でも職場でも、街中でも、無線で通信するために欠かせない存在となっています。
APは、電線を使うネットワークと電波を使うネットワークを橋渡しします。スマホやパソコン、タブレットなど、無線機能を持つ機器をネットワークに接続する役割を担っています。これらの機器は、APを介することで初めてインターネットに接続したり、他の機器と情報をやり取りしたりすることができるのです。
例えば、自宅でインターネットを使う場合を考えてみましょう。光回線などの有線で家に届いたインターネットの信号は、まずAPに送られます。APはこの信号を無線信号に変換し、スマホやパソコンなどに発信します。逆に、スマホで撮影した写真をパソコンに送りたい場合、スマホは写真を無線信号に変換してAPに送信します。APはそれを受信し、有線信号に変換してパソコンに送ります。このように、APは有線と無線の信号を相互に変換することで、様々な機器をネットワークにつないでいるのです。
APの登場によって、私たちは場所に縛られることなくネットワークに接続できるようになりました。カフェで仕事をしたり、電車で動画を見たり、公園で友達と連絡を取り合ったりと、いつでもどこでも情報にアクセスできるようになりました。APは、私たちの生活を大きく変え、便利な社会を実現するための重要な役割を担っていると言えるでしょう。