
コンピューターを支える基礎:バイナリとは
私たちが日常で使っている言葉は、日本語であればひらがなや漢字、英語であればアルファベットなど、様々な文字で表現されます。しかし、コンピューターの世界では、「0」と「1」というたった二つの数字だけを使って、あらゆる情報を表しています。この「0」と「1」だけを用いたデータ形式を「バイナリ」と呼びます。
コンピューター内部では、文字はもちろん、画像や音声、動画など、私たちが目にしたり耳にしたりするあらゆる情報が、このバイナリに変換されて処理されています。
例えば、「A」という文字はコンピューター内部では「01000001」という8桁のバイナリで表現されます。このように、すべての情報は「0」と「1」の組み合わせという共通の言葉に翻訳されて、コンピューターで処理できるようになるのです。私たちが普段意識することはありませんが、デジタルの世界では、このバイナリこそが共通語と言えるでしょう。