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パソコンを熱から守る!熱暴走の恐怖

- 熱暴走とは?パソコンは、私たち人間と同じように、長時間働き続けると熱を持ちます。特に、CPUと呼ばれる、パソコンの頭脳のような部品は、多くの計算処理を行うため、発熱量が多いのが特徴です。 このCPUの温度が、何らかの原因で異常に高くなってしまうことを「熱暴走」と呼びます。熱暴走は、パソコンにとって非常に危険な状態です。 人間の場合、体温が上がりすぎると体調を崩してしまいますよね。同じように、パソコンも、熱暴走を起こすと、処理速度が遅くなったり、画面がフリーズしたり、最悪の場合、データが消えてしまったり、壊れてしまうこともあります。 熱暴走の主な原因は、CPUクーラーと呼ばれる冷却装置の故障や、ホコリが溜まってしまったことなどが考えられます。また、パソコンを長時間使用したり、負荷の高い作業を続けることも、熱暴走のリスクを高めます。 熱暴走は、パソコンの寿命を縮めるだけでなく、大切なデータの損失にもつながる可能性があるため、注意が必要です。
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Xeon:サーバー・ワークステーション向け高性能CPU

- XeonとはXeon(ジーオン)は、私たちが普段使用しているパソコンやスマートフォンの中に入っている小さな部品、マイクロプロセッサーの一種です。マイクロプロセッサーは、例えるなら人間の脳みそにあたる部分で、コンピューターが様々な処理を行うために必要不可欠なものです。 Xeonは、1998年にインテルという会社によって開発・販売が開始されました。一般的なマイクロプロセッサーと比べて処理能力が非常に高く、大量のデータを扱うサーバーや、複雑な処理を行うワークステーションといった、高い性能が求められるコンピューターシステムで主に使用されています。 サーバーは、ウェブサイトの情報を保管したり、メールの送受信を行ったりする、いわばインターネットの様々なサービスを提供するためのコンピューターです。また、ワークステーションは、高度な画像処理や動画編集など、専門的な作業を行うために設計された高性能なコンピューターです。 Xeonは、これらのコンピューターシステムにおいて、安定した動作と高い処理能力を提供することで、インターネットや企業活動など、私たちの生活を支える重要な役割を担っています。
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パソコンの進化を支えた頭脳:i386とは

1985年、アメリカのインテル社から、コンピューターの世界に革新をもたらす画期的なプロセッサ「i386」が発表されました。このプロセッサは、「Intel 80386」が正式名称で、「386」や「80386」といった略称で呼ばれることもありました。i386の登場が画期的だったのは、それまでのプロセッサの主流であった16ビットから32ビットへと処理能力を大幅に引き上げたことにありました。この進化は、コンピューターの性能を飛躍的に向上させ、より複雑で高度な処理を可能にしました。 それまでの16ビットプロセッサでは、一度に扱えるデータ量が限られていましたが、32ビット化によって一度に処理できるデータ量が大幅に増加しました。これは、パソコンが、より大量のデータを使った複雑な計算や、より高精細な画像処理などを求められるようになってきた時代の要請に応えるものでした。i386の登場は、パソコンがより高性能な処理を要求される時代へと突入したことを象徴する出来事となり、その後のコンピューター技術の発展に大きく貢献しました。