
図を描くソフト:ドローソフト入門
図を描くための道具を備えた、絵を描くための便利な道具、それがドローソフトです。写真などの画像を加工するソフトとは違い、ドローソフトは点と線で図形を表現します。このため、図形を大きくしたり小さくしたりしても、線がぼやけたりせず、きれいなままです。
たとえば、丸を描くとします。この丸は、中心の位置と半径の長さで記録されます。そのため、どれだけ拡大しても、滑らかな曲線として表示されます。写真のように、細かい点の集まりで絵を描くソフトとは違い、ドローソフトは拡大しても縮小しても、図形の品質が変わりません。この特徴は、会社などの記号を描くときや、絵を描くとき、設計図を描くときなど、正確な図形が必要なときに大変役に立ちます。
ドローソフトを使うと、図形の修正も簡単です。一度描いた図形の色や形、大きさなどを後から変えることができます。例えば、四角を描いて、後でそれを丸に変えることもできます。また、色を赤から青に変えたり、大きさを半分にしたりすることも、簡単にできます。
ドローソフトは、さまざまな用途で活用できます。例えば、名刺やポスター、チラシなどの印刷物を作る際に、図形やイラストを描くことができます。また、Webサイトのデザインや、プレゼンテーション資料の作成にも役立ちます。さらに、建築や機械などの設計図を描くためのCADソフトも、ドローソフトの一種です。このように、ドローソフトは、私たちの生活の様々な場面で活躍しています。