
コンピューターで学ぶ!CAIのススメ
「コンピューターを使った学習」とは、読んで字のごとく、コンピューターを道具として活用した学習方法のことです。これは、学校などでよく見られる、先生が一斉に生徒に教える従来の授業形態とは大きく異なります。一人ひとりの生徒が、それぞれの理解度や学習速度に合わせて、自分のペースで学習を進めることができるのが特徴です。
従来の授業では、先生が黒板に書いたことをノートに書き写すなど、どうしても受動的な学習になりがちでした。しかし、コンピューターを使った学習では、コンピューターと対話形式でやり取りしながら学習を進めるため、より能動的に学ぶことができます。問題に答えたり、画面上の操作をしたりすることで、自ら考え、理解を深めながら学習を進めることができます。これにより、学習内容の定着が期待できるでしょう。
また、音声や動画、アニメーションなどを組み合わせた教材も活用できます。教科書を読むだけではイメージしづらい内容も、視覚的に分かりやすく表現することで、より深く理解することができます。例えば、歴史の授業で当時の街並みを再現した動画を見たり、理科の授業で植物の成長過程をアニメーションで見たりすることで、教科書の内容をより具体的にイメージできます。
さらに、コンピューターを使った学習は、苦手意識の克服にも役立つと考えられています。今まで難しいと感じていた教科も、コンピューターの力を借りることで、楽しく学ぶことができるかもしれません。ゲーム感覚で問題を解いたり、自分のペースで繰り返し学習したりすることで、学習意欲の向上や、学力の向上につながる可能性があります。今までとは異なる学習方法を取り入れることで、学習に対する新たな発見があるかもしれません。