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開発

コンピュータと文字の橋渡し役:文字コード

私たちは日頃から、文字や記号を用いて文章を読み書きし、情報をやり取りしています。しかし、コンピュータは私たち人間のように、文字や記号をそのまま理解することはできません。コンピュータは電気を動力源としており、電気信号のオンとオフで情報を処理しています。このオンとオフの状態をそれぞれ数字の「1」と「0」に対応させることで、コンピュータはあらゆる情報を処理できるようになります。 つまり、コンピュータで文字を扱うためには、文字を「0」と「1」の組み合わせに変換する必要があります。この変換方法を定めたものが、文字コードと呼ばれるものです。文字コードは、それぞれの文字に特定の「0」と「1」の組み合わせを割り当てることで、コンピュータが文字を認識できるようにしています。 例えば、「A」という文字は、ある文字コードでは「01000001」という「0」と「1」の組み合わせで表されます。コンピュータはこの数字列を読み込むことで、「A」という文字を認識し、画面に表示したり、ファイルに保存したりすることができるのです。 このように、私たちが普段何気なく使用している文字も、コンピュータ内部では「0」と「1」の数字列に変換されて処理されています。文字コードは、人間とコンピュータが情報を共有するために欠かせない、重要な役割を担っているのです。