HFS+

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開発

Macのファイル管理の仕組み HFSとは

- HFSとはHFSは、「階層型ファイルシステム」を意味する"Hierarchical File System"の略称で、アップルが開発したファイルシステムです。ファイルシステムとは、コンピューター内のデータを整理し、アプリケーションソフトなどがデータにアクセスする際に利用する仕組みのことです。ハードディスクやSSDといった記憶装置は、このファイルシステムによって管理され、私たちがファイルやフォルダーとして認識できるようになっています。 HFSは、1985年に登場したMacintoshコンピュータのために設計されました。それまでMacintoshで使用されていたファイルシステムと比較して、HFSはより多くのファイルやフォルダーを管理できるようになり、ファイルへアクセスする速度も向上しました。この進化により、当時としては画期的だったグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を備えたMacintoshの操作性を支える重要な役割を担いました。 しかし、時代の流れとともにハードディスクは大容量化し、ファイルシステムにも更なる進化が求められるようになりました。そこで、HFSの後継として開発されたのがHFS Plus(HFS+)です。現在では、HFSに代わってHFS+がMacの標準ファイルシステムとして広く利用されています。