
ネットワークの要!ハブの役割とは?
- ハブってどんなもの?ハブは、複数のコンピューターや周辺機器を接続して、ネットワークを構築するための機器です。家庭やオフィスなどで、複数の機器をインターネットに接続する際などに利用されています。ハブは、箱のような形をしていて、複数のポートと呼ばれる接続口が並んでいるのが一般的です。このポートに、コンピューターやプリンターなどを接続することで、それぞれの機器がデータのやり取りを行えるようになります。例えば、ハブに接続されたパソコンからプリンターで印刷する場合を考えてみましょう。パソコンから印刷データがハブに送られ、ハブはそのデータをプリンターに転送します。このように、ハブは接続された機器間でデータの中継を行う役割を担っています。ただし、ハブは接続された機器すべてにデータを送信するため、ネットワークの規模が大きくなると、データの衝突が起こりやすくなり、通信速度が遅くなる可能性があります。そのため、最近では、データの宛先を判別して必要な機器にのみデータを送信する「スイッチングハブ」と呼ばれる機器が普及しています。ハブは、手軽にネットワークを構築できる便利な機器です。家庭やオフィスにネットワークを導入する際には、ぜひ検討してみてください。