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ネットワーク

インターネットの基盤!プロトコルを解説

- プロトコルとは何かコンピューター同士が情報をやり取りする際、そこには必ず「プロトコル」というルールが存在します。これは、人間社会におけるビジネスマナーや交通ルールのように、円滑なコミュニケーションを図るための共通認識と言えるでしょう。例えば、初めて会う人に挨拶をする際、日本では一般的に頭を下げる動作をしますが、国によってはハグや握手を交わす文化もあります。このように、コミュニケーションの方法が異なると、誤解が生じたり、意思疎通が難しくなったりする可能性があります。これはコンピューターの世界でも同様です。異なる機種や異なるシステム間で正しく情報をやり取りするためには、データの形式や送受信の方法、エラー発生時の対処法など、様々なルールを統一しておく必要があります。このルールこそが「プロトコル」なのです。プロトコルは、インターネット上でのデータ通信をはじめ、様々な場面で利用されています。例えば、Webページを閲覧する際に使われるHTTPや、メールの送受信に使われるSMTPなども、プロトコルの一種です。これらのプロトコルによって、世界中の人々が同じようにウェブサイトを閲覧したり、メールの送受信を行ったりすることができるようになっています。このように、プロトコルは、私たちが意識することなく、コンピューター間のコミュニケーションを支える重要な役割を担っていると言えるでしょう。
ネットワーク

世界をつなぐIPネットワーク

私たちが日々何気なく利用しているインターネット。動画を見たり、買い物をしたり、友人とメッセージをやり取りしたりと、今や生活に欠かせないものとなっています。では、この広大なインターネットの世界は一体どのようにして成り立っているのでしょうか?その裏側では、世界中のコンピューターを繋ぐネットワーク技術が活躍しています。 インターネットの基盤を支える技術の一つが「IPネットワーク」です。「IP」とは「インターネットプロトコル」の略称で、これはいわばコンピューター同士が通信するための共通言語のようなものです。人間同士が異なる言語を話す際に通訳が必要なように、異なる種類のコンピューター同士も、情報を正しくやり取りするために共通のルールが必要です。このルールを定めたものが「インターネットプロトコル」なのです。 世界中には、パソコン、スマートフォン、サーバーなど、様々な種類のコンピューターが存在します。IPネットワークは、これらの多種多様なコンピューターを「IPアドレス」と呼ばれる固有の番号で識別し、ネットワーク上で相互に接続します。そして、ウェブサイトの閲覧やメールの送受信など、膨大な量のデータが、このIPネットワークを通じてやり取りされているのです。
ネットワーク

インターネットの基盤!TCP/IPとは?

- TCP/IPとは TCP/IPは、インターネットや社内ネットワークなど、様々なコンピュータネットワークで使われている、データの送受信方法を決めたルールです。 まるで、異なる言語を話す人々が、共通の言語を使って会話をするように、世界中のコンピュータは、このTCP/IPという共通ルールを用いることで、互いにデータのやり取りを行っています。 TCP/IPは、二つの重要な要素から成り立っています。 * -TCP(伝送制御プロトコル)- データを分割し、宛先に確実に届けるためのルールです。 * -IP(インターネットプロトコル)- データを宛先まで届けるための住所(IPアドレス)を決めるルールです。 例えば、あなたがインターネット上のウェブサイトを閲覧する際、あなたのコンピュータとウェブサイトを提供するコンピュータの間では、TCP/IPを使ってデータの送受信が行われています。 このように、TCP/IPは、現代社会における情報通信の基盤技術として、非常に重要な役割を担っています。
ネットワーク

インターネットの基盤技術:IPとは?

今日では、生活のあらゆる場面でインターネットが欠かせないものとなっています。仕事、買い物、娯楽、友人との連絡など、インターネットなしの生活は想像もつきません。しかし、私たちが何気なくインターネットを利用する裏側では、目には見えない膨大な量のデータが世界中を飛び交い、複雑なやり取りが行われています。 この膨大なデータのやり取りをスムーズかつ正確に行うために、様々なルールや規格が定められています。その中でも、インターネットの基盤技術と言える重要な役割を担っているのが「インターネットプロトコル」、略してIPです。 インターネット上にある、ウェブサイトやメールサーバー、コンピューターなどは、すべて固有のIPアドレスと呼ばれる番号を持っています。このIPアドレスは、インターネット上でデータをやり取りする際の宛先を示す、いわば住所のようなものです。 私たちがウェブサイトを閲覧したり、メールを送受信したりする際、データはこのIPアドレスを頼りに、コンピューターやサーバー間を正確に転送されていきます。もし、このIPアドレスが存在せず、データの行き先が分からなければ、インターネットは正しく機能しません。まさに、IPはインターネットを支える縁の下の力持ちと言えるでしょう。
ネットワーク

IPマルチキャストで効率的なデータ配信を実現

- インターネット上の同時配信技術IPマルチキャストとはインターネット上で情報をやり取りする方法として、一対一でデータを送受信する「ユニキャスト」が一般的です。一方で、IPマルチキャストは、複数の相手に同時にデータを送信する技術です。これは、特定の情報を必要とする多くの受信者に対して、効率的に情報を配信できるという点で画期的です。イメージとしては、ラジオ放送が分かりやすいでしょう。ラジオ局は番組を一度電波に乗せて送信するだけで、聞きたい人は誰でもラジオの周波数を合わせることで番組を受信できます。IPマルチキャストも同様に、送信元は一度データを送信するだけで、受信を希望する全ての機器に情報を届けることができます。では、どのようにして特定の受信者だけに情報を届けるのでしょうか?IPマルチキャストでは、同じデータを受信したい機器がグループとして登録されます。送信元はこのグループに対してデータを送信します。そして、ネットワーク上にある専用の機器が、そのグループに所属する機器だけにデータが届くように制御します。このように、IPマルチキャストは、必要な情報だけを効率的に受け取ることができ、ネットワークの負荷を軽減できるというメリットがあります。
セキュリティ

インターネットの安全を守る技術:IPsec

- IPsecとはインターネットは世界中の人々をつなぐ便利なツールですが、その一方で、情報のやり取りが盗み見される危険性も孕んでいます。例えば、オンラインショッピングサイトで入力したクレジットカード番号や、インターネットバンキングで利用するパスワードが、悪意のある第三者に盗まれてしまうかもしれません。このような脅威から大切な情報を守るために開発された技術の一つが、IPsec(アイピーセック)です。インターネット上では、あらゆる情報が「パケット」と呼ばれる小さなデータの単位に分割され、送信先へと届けられます。IPsecは、このパケット一つ一つを暗号化することで、たとえ情報が盗み見られたとしても、その内容を解読できないようにするのです。イメージとしては、大切な手紙を厳重に封をした封筒に入れるのと同じです。封筒の中身、つまりパケットの中身は暗号化によって解読不可能となり、送信者と受信者だけがその内容を理解できます。IPsecは、オンラインショッピングやインターネットバンキングといった、個人情報や金融情報を扱うサービスにおいて広く利用されています。私たちが安心してインターネットを利用できるのも、IPsecのようなセキュリティ技術のおかげと言えるでしょう。
ネットワーク

インターネットの基盤技術:IP

私たちが日々利用しているインターネットは、世界中のコンピューターが情報をやり取りする巨大なネットワークです。このネットワーク上で、異なる種類のコンピューターが問題なく情報を共有するためには、共通のルールが必要です。このルールを「プロトコル」と呼びます。インターネット上には様々なプロトコルが存在し、それぞれが役割を分担することで、円滑なデータ伝送を実現しています。 データ伝送において特に重要な役割を担うのが、「IP」というプロトコルです。IPは「Internet Protocol」の略称で、インターネットにおけるデータ伝送の基盤を築いています。インターネット上でやり取りされるデータは、全て小さなデータの塊(パケット)に分割され、宛先情報が付与されます。この宛先情報こそがIPアドレスであり、IPはこのIPアドレスを用いることで、世界中のどのコンピューターに対しても、正確にデータのパケットを届けることを可能にしています。 このように、IPはインターネットの根幹を支える重要なプロトコルであり、私たちがインターネットを利用する上で、その存在を意識することはほとんどありませんが、裏側では常に活躍し続けています。そして、IP以外にも、データの形式やエラー処理方法など、様々な役割を担うプロトコルが存在し、それらが連携することで、複雑なインターネットにおけるデータ伝送が成り立っているのです。