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ネットワークプリンター:複数人で使える便利な印刷の仕組み

- ネットワークプリンターとはネットワークプリンターとは、文字通りネットワークに接続して使用するプリンターのことです。家庭や会社、学校など、あらゆる場所で利用されています。従来のパソコンに直接ケーブルで接続するプリンターとは異なり、ネットワークプリンターはLANなどのネットワークに接続することで、複数のパソコンから一台のプリンターを共有して使用することが可能になります。例えば、会社で部署ごとにプリンターを置くのではなく、一台のネットワークプリンターを共有することで、設置や管理の手間を減らすことができます。また、自宅にネットワークプリンターがあれば、家族それぞれが自分の部屋から印刷することができるので、わざわざプリンターのある部屋まで移動する必要もありません。ネットワークプリンターには、無線LANに対応しているものと、有線LANのみ対応しているものがあります。無線LAN対応のプリンターであれば、無線LANルーターがあればケーブルなしでネットワークに接続できます。一方、有線LANのみ対応のプリンターは、LANケーブルでネットワークに接続する必要があります。ネットワークプリンターは、従来のプリンターに比べて多くの利点があるため、近年では家庭やオフィスなど、様々な場所で使用されるようになっています。今後、ますます普及していくことが予想されます。
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快適なネットワーク生活の立役者: NAS

- ネットワークストレージとは?ネットワークストレージは、複数の機器からアクセスできる、ネットワークに接続された記憶装置です。普段私たちが利用するパソコンやスマートフォンにも記憶装置は搭載されていますが、ネットワークストレージはそれらとは異なり、ネットワーク上に独立して設置されます。イメージとしては、インターネット上に保存領域を持つクラウドサービスに似ていますが、ネットワークストレージは自宅やオフィスといった自分の管理下に置く点が異なります。そのため、インターネットを経由せずにアクセスできるため、大容量のデータでも高速に読み書きできる点が大きなメリットです。ネットワークストレージは、パソコンやスマートフォン、タブレットなど、さまざまな機器から利用できます。例えば、家族で利用する写真や動画、音楽などを保存しておけば、家族のだれでも、どこからでもアクセスして楽しむことができます。また、パソコンのデータバックアップ先としても活用できます。従来は、導入や設定が難しいとされてきましたが、近年では、家庭向けに設定が簡単な製品も数多く販売されています。そのため、大容量データの保存や共有、バックアップなどに課題を感じている方は、ネットワークストレージの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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MANとは? – 都市を繋ぐネットワーク

- 都市圏ネットワーク(MAN)の概要MANは、Metropolitan Area Networkの略称で、都市圏ネットワークと訳されます。 都市全体をカバーする広域なネットワークシステムを指し、企業や大学などの限られた範囲を接続するLAN(構内ネットワーク)と、国や大陸間を接続する広域なWAN(広域ネットワーク)の中間に位置します。具体的には、複数のオフィスビルや市役所、学校、図書館といった公共施設などを相互に接続し、高速なデータ通信を可能にします。 LANの枠を超えた広範囲な接続性と、WANよりも高速かつ低コストな通信を実現できる点が特徴です。MANの構築には、光ファイバーケーブルや無線通信技術など、高速かつ大容量のデータ伝送が可能な技術が用いられます。 これにより、高画質の動画ストリーミングや大容量ファイルの送受信など、高度な情報通信サービスを都市全体に提供することが可能になります。MANは、都市機能の効率化や住民サービスの向上に貢献する重要なインフラとして、今後ますます発展していくと考えられます。
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ネットワークの基礎知識:IEEE 802.3とイーサネット

- IEEE 802.3とはIEEE 802.3は、コンピュータを互いに接続して情報交換を行うためのネットワーク、特にオフィスや家庭などで広く利用される有線LANの規格の一つです。正式名称は「IEEE 802.3 キャリアセンス多重アクセス/衝突検出(CSMA/CD)アクセス方式および物理層仕様」と少々複雑ですが、一般的には「IEEE 802.3」または「802.3」と表記され、「はちまるにさん」と呼ばれることもあります。この規格は、複数の機器が一つの通信回線を共有する際に、効率的かつ公平にデータを送受信するためのルールを定めています。その中心的な仕組みが「キャリアセンス多重アクセス/衝突検出(CSMA/CD)」です。これは、簡単に言うと、送信する前に回線が空いているかを確認し、空いていればデータを送信、もし他の機器と同時に送信が開始されて衝突が発生したら、送信を中止してランダムな時間待機してから再送信するというものです。IEEE 802.3は、イーサネットの基礎となる規格としても知られています。イーサネットは、現在最も普及している有線LANの技術であり、高速なデータ通信を可能にすることから、世界中のオフィスや家庭で利用されています。IEEE 802.3は、このイーサネットの物理層とデータリンク層の一部を規定しており、その発展に大きく貢献してきました。このように、IEEE 802.3は、私たちが日常的に利用するインターネットやコンピュータネットワークを支える重要な基盤技術の一つと言えるでしょう。