
ミニDV:小型ビデオカメラの立役者
- ミニDVとはミニDVは、1990年代後半から2000年代にかけて、家庭用小型ビデオカメラで広く普及したビデオテープの規格です。従来のDV規格の cassette テープをひとまわり小さくしたような形状で、より小型軽量のビデオカメラを実現するために開発されました。ミニDVの最大の特徴は、そのコンパクトさです。従来のビデオテープに比べて大幅に小型化されたことで、ビデオカメラ本体も小型化することが可能になりました。これは、家庭用ビデオカメラの普及を促進する大きな要因となり、多くの人が気軽に動画撮影を楽しむことができるようになりました。 画質面では、標準画質のDV規格と同じく、当時としては高画質なデジタル映像を記録することができました。そのため、旅行や運動会、結婚式など、様々なシーンで活用され、当時の貴重な思い出を記録する媒体として親しまれました。しかし、2010年代に入ると、記録媒体の主流は、テープからハードディスクやメモリーカードへと移り変わっていきました。そのため、ミニDVを採用したビデオカメラは姿を消し、現在では、ミニDVテープはほとんど使われなくなっています。