NetBSD

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NetBSD: いろいろな機器で動くすごいOS

「はじまり」とは、何かが始まる時点、物事の起こりです。コンピュータの世界にも、様々な「はじまり」があります。プログラムが動き出す瞬間、新しい機器が初めて起動する時、そして、今回ご紹介する「NetBSD」という基本ソフト(OS)が作られた時。これらは全て、新しい何かへの第一歩です。 基本ソフト(OS)は、人間とコンピュータの間を取り持つ大切な役割を担っています。人間がコンピュータに指示を出すためには、コンピュータが理解できる言葉で伝える必要があります。しかし、コンピュータの言葉は複雑で、人間が直接理解するのは困難です。そこで、基本ソフトが間に入り、人間の言葉をコンピュータに伝え、コンピュータの反応を人間に分かりやすく伝える橋渡し役をします。 NetBSDは、カリフォルニア大学バークレー校で作られたBSDという基本ソフトを元に開発されました。BSDは、当時としては画期的な様々な技術を取り入れ、後の基本ソフト開発に大きな影響を与えました。例えば、現在広く使われているインターネットの技術の多くは、BSDで初めて実現されたものです。NetBSDもBSDの優れた部分を継承し、信頼性と柔軟性を兼ね備えた基本ソフトとして進化してきました。信頼性とは、システムが安定して動作し続ける能力のことです。柔軟性とは、様々な機器や環境に適応できる能力のことです。これらの特徴を持つNetBSDは、様々な種類のコンピュータで使われています。 NetBSDが誕生してから30年以上経った現在でも、世界中の技術者たちが開発を続けています。技術の進歩は早く、コンピュータの世界は常に変化しています。NetBSDも、時代の変化に合わせて常に進化を続け、新しい技術を取り入れながら、より良い基本ソフトを目指して開発が進められています。これは、NetBSDの「はじまり」が、今もなお続いていることを意味しています。そして、これからもNetBSDは、コンピュータ技術の発展と共に、新たな「はじまり」を刻み続けることでしょう。
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パソコンで動作するUNIX ~PC UNIXの世界~

- パソコン向けUNIXとは?パソコン向けUNIXとは、普段私たちがパソコンで利用しているWindowsとは異なる種類の基本ソフト(OS)であるUNIX系OSの中で、特にパソコンでの利用に適したものを指します。Linux、FreeBSD、NetBSDなどがその代表例として挙げられます。これらのOSは、Windowsのように画面上でマウスを使って直感的に操作できるよう設計されていることが多く、パソコン初心者でも比較的扱いやすいのが特徴です。また、インターネットやネットワークとの親和性が高いのも特徴の一つです。パソコン向けUNIXは、Windowsと比べて、自由度が高いという点も魅力です。OSの内部構造を自由にカスタマイズしたり、自分好みの環境を構築したりすることができます。そのため、プログラミングやシステム開発に興味のあるユーザーに人気があります。さらに、多くのパソコン向けUNIXは無償で利用できるという点も大きなメリットです。誰でも気軽に試すことができ、コストを抑えてパソコンを利用したいというユーザーにも最適です。パソコン向けUNIXは、Windowsとは異なる操作体系や文化を持つため、初めて触れる際には戸惑うこともあるかもしれません。しかし、近年では日本語の情報も充実しており、オンラインコミュニティなども活発なため、初心者でも安心して利用することができます。