network card

網の目状に張り巡らされた情報の通り道、つまり「網」に計算機をつなぐための大切な部品、それが網つなぎ板です。正式には「網の境界面つなぎ板」と呼ばれています。この板は、計算機内部の言葉（データ信号）を網の上でやり取りできる言葉（信号）に変換する通訳のような役割を果たします。この通訳のおかげで、他の計算機や大きな計算機（サーバー）、更には世界規模の網（インターネット）との会話が可能になるのです。 網つなぎ板には、色々な種類があります。計算機の中心となる板（マザーボード）に直接くっついているものや、外付けの差し込み口（USBポート）に差し込むものなどがあります。最近の計算機では、マザーボードに初めから組み込まれていることがほとんどです。家で網を使う時や、会社で網を使って仕事仲間と資料をやり取りする時など、網つなぎ板は陰で活躍し、滞りない情報のやり取りを支えています。 例えば、家の計算機で動画を見たい時を考えてみましょう。網つなぎ板は、網からの動画情報を計算機が理解できる言葉に変換し、画面に動画を表示することを可能にします。また、会社で重要な書類を他の計算機に送る時には、網つなぎ板が書類情報を網で送れる言葉に変換し、速やかに相手に届くようにしてくれます。このように網つなぎ板は、計算機と網を結ぶ橋のような存在であり、情報のやり取りを円滑に進める上で欠かせない部品なのです。