
縁の下の力持ち!チップセットの役割とは?
- コンピューターの動作を支えるチップセット
コンピューター内部で様々な計算や処理を行うCPUは、実は単独ではその高い性能を十分に発揮することができません。CPUが効率的に動作するためには、メモリやハードディスク、グラフィックボードなどの周辺機器と膨大なデータをスムーズにやり取りする必要があります。
この重要な役割を担っているのが「チップセット」です。チップセットは、CPUの周辺回路を構成する複数のLSI(大規模集積回路)を組み合わせたもので、いわばコンピューター内部の「交通整理」を行う司令塔の役割を担っています。
具体的には、チップセットはCPUとメモリ間や、CPUと周辺機器間のデータ転送を制御し、円滑なデータの流れを実現します。さらに、USBやLANポートなどのインターフェースの制御なども行っています。
つまり、高性能なCPUを搭載していても、チップセットの性能が低ければ、コンピューター全体の処理速度が低下してしまうことになります。コンピューターを選ぶ際には、CPUだけでなく、チップセットにも注目することが重要です。