PlayStation Portable

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PSPのゲームソフトが入っていた「UMD」って?

- UMDの概要UMDは、「ユニバーサルメディアディスク」の略称で、ソニー・コンピュータエンタテインメントが開発した光ディスクの規格です。2005年に発売された携帯型ゲーム機「プレイステーションポータブル(PSP)」向けに開発され、ゲームソフトの記録媒体として利用されました。UMDは、直径わずか6センチメートルというコンパクトなサイズが特徴です。これは、従来の音楽CDやDVDと比較して非常に小さく、携帯性に優れています。 UMDは、プラスチック製のカートリッジに収納されることで、外部からの衝撃や傷、汚れからディスクを保護する構造となっています。このカートリッジは、開閉が容易な設計であると同時に、ディスクをしっかりと固定するため、持ち運びの際に誤ってディスクが飛び出す心配もありません。UMDは、PSPの普及とともに広く利用されましたが、その後、PSPの後継機であるPlayStation Vitaでは、より小型で容量の大きい専用メモリーカードが採用されたため、UMDは利用されなくなりました。
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懐かしのメモリースティックMicro:その役割と終焉

- メモリースティックマイクロとは2000年代中頃、携帯電話や携帯ゲーム機が急速に普及し始めました。これらの携帯機器は、小型化・軽量化が常に求められ、それに伴い、記録メディアであるメモリーカードもよりコンパクトなものが求められるようになりました。 このような時代の要請に応えるようにして登場したのが、メモリースティックマイクロです。従来のメモリースティックデュオと比べて約7.5%もサイズが小さくなり、携帯機器の小型化に大きく貢献しました。2006年に発売されたソニー・エリクソン製の携帯電話に初めて搭載され、その後、携帯電話や携帯ゲーム機を中心に広く普及しました。 メモリースティックマイクロは、従来のメモリースティックと比べて大幅に小型化されましたが、記憶容量は年々増加していきました。2000年代後半には、高画質化・高音質化する携帯機器のニーズに対応するため、より高速なデータ転送速度を持つメモリースティックマイクロも登場しました。 しかし、2010年代に入ると、マイクロSDカードの普及が進み、メモリースティックマイクロは次第にシェアを減らしていきました。そして、2010年代後半には、メモリースティックマイクロに対応した新製品はほとんど発売されなくなりました。 メモリースティックマイクロは、一時代を築いたメモリーカード規格でしたが、技術の進歩とともに、その役割を終えようとしています。
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懐かしのメモリースティックDuo、その役割と変遷

2000年は、人々の生活を大きく変える電子機器が次々と登場した時代でした。特に、携帯電話やデジタルカメラは小型化が進み、いつでもどこへでも持ち運べるようになりました。このような小型化された電子機器には、それに合わせて小さく使いやすい記録媒体が必要とされていました。 そこで登場したのが、メモリースティックDuoです。従来のメモリースティックと比べて約30%も小型化し、携帯機器での使いやすさを追求しました。この革新的な小型化は、当時の技術力の結晶であり、人々の度肝を抜きました。 メモリースティックDuoの登場は、単なる記録媒体の進化にとどまらず、携帯機器時代の幕開けを象徴する出来事でした。人々は、この小さな記録媒体に未来を感じ、デジタル情報を自由に持ち運ぶ新しい時代へと歩み始めたのです。