
携帯ゲーム機PSVitaの魅力
持ち運びできる遊び道具、「携帯ゲーム機」の一つ、「プレイステーション・ヴィータ」についてお話します。これは、娯楽機器を作る会社、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが考え出し、売り出したものです。初めて世に出たのは2011年12月の日本で、その後、世界中に広まりました。
この機械は、それまでの「プレイステーション・ポータブル」の後継機にあたります。つまり、同じ種類の機械の、より進化した形です。この機械の特徴は三つあります。一つ目は、中身の部品が良いということです。機械の性能を示す言葉に「ハードウェア」というものがありますが、この機械のハードウェアは高性能でした。二つ目は、画面がとてもきれいであるということです。「有機ELディスプレイ」という種類の画面を使っており、色の表現などがとても豊かでした。三つ目は、画面に指で触れて操作する「タッチ操作」がしやすいということです。感覚的に操作できるので、誰でも簡単に使うことができました。
この機械では、一つ前の機械、「プレイステーション・ポータブル」で使っていた遊びの道具も使うことができました。遊びの道具のことを「ゲームソフト」といいますが、この機械は前の機械のゲームソフトにも対応していたので、たくさんのゲームを楽しむことができました。また、情報のやり取りをするための網の目のようなもの、「インターネット」に繋げる機能も持っていました。インターネットに繋げば、たくさんの人と同時に遊ぶ「オンラインゲーム」をしたり、動画を見たりすることができました。このように、色々な楽しみ方ができる機械でした。
持ち運びができる機械でありながら、据え置きのゲーム機と同じくらいきれいな絵を描くことができました。ゲームの絵のきれいさを示す言葉に「グラフィック」というものがありますが、この機械は当時の携帯ゲーム機としては最高のグラフィック性能を持っていました。このような点から、革新的な機械だったと言えるでしょう。つまり、それまでの携帯ゲーム機の常識を変えるような、新しい機械だったということです。