
小型PC向け電源ユニット:SFXとは?
- SFX電源ユニットの概要SFX電源ユニットは、小型デスクトップパソコンのために作られた、コンパクトな電源ユニットです。SFXは「small form factor(スモールフォームファクター)」の頭文字から来ており、その名の通り、限られたスペースにも収まるサイズであることが大きな特徴です。近年人気が高まっている小型パソコンや省スペースパソコンでは、ケース内部のスペースも限られています。そのため、マザーボードやグラフィックボードなどの主要部品に加え、電源ユニットもコンパクトなものが求められます。SFX電源ユニットは、こうしたニーズに応えるために開発されました。従来のATX電源ユニットと比較すると、SFX電源ユニットは体積が約半分程度と非常にコンパクトです。そのため、小型パソコンケース内でもスペースに余裕が生まれ、エアフローの改善や他の部品の搭載を容易にする効果も期待できます。SFX電源ユニットは、そのサイズにもかかわらず、高い出力性能を持つ製品も増えています。小型パソコンでも高性能なCPUやグラフィックボードを搭載するケースが増えており、それに伴い、SFX電源ユニットも大容量化が進んでいるのです。従来は、SFX電源ユニットは小型パソコン向けのニッチな製品という位置づけでした。しかし、近年では、小型で高性能なパソコンの需要が高まり、SFX電源ユニットも多くのメーカーから販売されるようになっています。小型パソコンの自作を検討する際には、SFX電源ユニットも選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。