Shift_JIS

記事数:(2)

開発

シフトJISコード:日本語を扱うための技術

計算機で文章を扱うためには、人間が理解できる文字を、計算機が理解できる数字に変換する必要があります。この変換の規則を文字コードと言います。日本語の文字は、漢字、ひらがな、カタカナに加え、様々な記号など、非常に多くの種類があります。そのため、それぞれの文字に対応する数字を割り当てる必要があります。この対応表の一つが、今回説明するシフトジスコードです。 シフトジスコードは、日本語の文字を計算機で扱うための代表的な文字コードの一つです。これは、マイクロソフト社が開発し、ウィンドウズをはじめ、多くの計算機システムで使われています。私たちが普段、日本語で文章を書いたり、ホームページを見たりできるのは、このシフトジスコードが、日本語を計算機で扱えるようにしてくれているおかげです。例えば、ひらがなの「あ」を入力すると、計算機の中ではシフトジスコードによって定められた特定の数字に変換され、処理されます。そして、画面に表示される際には、再び「あ」という文字に変換されて表示されます。 シフトジスコードは、主に二つの部分に分けて文字を表現します。一つは、アルファベットや数字、記号などを表す部分です。もう一つは、日本語特有の文字、つまり漢字、ひらがな、カタカナなどを表す部分です。この二つの部分を組み合わせることで、多様な日本語の文字を表現することができます。 シフトジスコードは広く普及していますが、他の文字コードも存在します。例えば、世界中の様々な言語を表現できるユニコードと呼ばれる文字コードがあります。ユニコードは、あらゆる言語の文字を一つの体系で扱えるため、近年ではますます重要性を増しています。それぞれの文字コードには利点と欠点があるため、状況に応じて適切な文字コードを選択することが重要です。
開発

コンピュータで日本語を扱う:漢字コードとは

- コンピュータにおける文字の表現 私たち人間は、文字を見てそれが何を意味するか理解することができます。しかし、コンピュータは、文字を直接理解することはできません。 コンピュータは、電気が流れているか流れていないか、すなわち「オン」と「オフ」の状態しか理解できず、すべての情報をこの2つの状態の組み合わせで処理しています。この「オン」と「オフ」の状態をそれぞれ「1」と「0」で表し、この「0」と「1」の並びを「ビット」と呼びます。 つまり、コンピュータは文字も含め、すべての情報を「0」と「1」の組み合わせで表現しているのです。では、どのようにして文字を「0」と「1」の組み合わせに変換しているのでしょうか? その変換方法を定めたものが「文字コード」です。文字コードは、それぞれの文字に特定の数値を割り当て、その数値をさらに「0」と「1」の組み合わせに変換することで、コンピュータが文字を処理できるようにしています。 例えば、「A」という文字は、ASCIIコードという代表的な文字コードでは「65」という数値が割り当てられています。そして、この「65」という数値は「01000001」という「0」と「1」の組み合わせで表されます。このようにして、コンピュータは「A」という文字を「01000001」というデータとして認識し、処理することができるのです。