SOAP API

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WEBサービス

SOAPとは?~システム連携を支えるプロトコル~

- SOAPの概要SOAPは、ネットワーク上でやり取りされるメッセージの形式を定めたプロトコルです。異なるコンピューター上で動作するソフトウェア同士が、まるで一つのシステムのように連携して動作することを可能にします。SOAPが広く利用されている理由の一つに、プラットフォームに依存しないという点があげられます。WindowsでもLinuxでも、JavaやC++など異なるプログラミング言語で開発されたシステムでも、SOAPに則っていれば互いにデータの送受信を行うことができます。SOAPは、主にXML形式のメッセージを用いて通信を行います。XMLは人間にも機械にも理解しやすい構造化されたデータ形式であるため、システム間でのデータ交換をスムーズに実現します。例えば、オンラインショップでクレジットカード決済を行う場合を考えてみましょう。顧客が入力したクレジットカード情報は、SOAPメッセージとして決済システムに送信されます。決済システムは、そのメッセージを受け取ると、カード会社に照会を行い、承認を得てから結果をオンラインショップに返します。この一連の処理は、すべてSOAPメッセージのやり取りによって行われます。このように、SOAPは異なるシステム間でのデータ交換やサービスの呼び出しを安全かつ確実に実現するための重要な技術として、様々な場面で利用されています。