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開発

様々なファイル形式:理解と活用

書類を電子機器の中に保存する時、中身の情報がどのように整理され、記されているかを決める方式を、ファイル形式と言います。ファイル形式には様々な種類があり、それぞれ得意な役割があります。ちょうど、書類をしまう入れ物が封筒、ファイル、箱など色々あるように、電子機器の中にも情報の入れ物に様々な種類があるのです。 例えば、文章を書くための入れ物には、専用の形式があります。これは、特定の文章作成道具だけに適した形式であったり、多くの道具で扱える形式であったりします。また、写真や絵などの画像をしまう入れ物には、画像専用の形式があります。画像はそのまま保存すると容量が大きくなるため、多くの場合、容量を小さくする工夫が凝らされた形式が使われます。動画をしまう入れ物には、動画専用の形式があり、これも容量を抑えつつ滑らかに再生できるような工夫がされています。 これらの入れ物の種類は、ファイルの名前の最後に付く「拡張子」で見分けることができます。拡張子は、ファイル名の後に「.」(ドット)を付けて、数文字の記号で表されます。例えば、「.txt」は文章用の簡単な形式、「.jpg」は画像用の形式、「.mp4」は動画用の形式を表します。この拡張子を見ることで、ファイルに何が保存されているのか、どんな道具で開けば良いのかを判断できます。 適切な道具を選ぶためには、ファイル形式を理解することが大切です。例えば、文章作成道具で画像ファイルを開こうとしても、正しく表示されません。これは、道具と入れ物が合っていないからです。ファイル形式を理解することで、ファイルの中身を正しく表示したり、編集したりすることができるようになります。まるで、手紙を開けるのにハサミではなく、手紙開けを使うように、ファイル形式に合った道具を使うことが重要なのです。
インフラ

OSってなに?役割と種類をわかりやすく解説

- OSの基礎知識 「OS」とは、「オペレーティングシステム」の略称で、パソコンやスマートフォンなど、様々なコンピュータを動かすために必要不可欠な基本ソフトウェアです。人間に例えると、コンピュータを構成する部品全体であるハードウェアが体だとすると、OSは脳や神経の働きを担う、とても重要な役割を担っています。 もしOSが無ければ、コンピュータはただの箱であり、私たちはコンピュータを操作して、計算したり、インターネットを閲覧したり、文書を作成したりといった作業を行うことができません。OSは、私たちが普段意識することなく、コンピュータの内部で様々な処理を実行し、コンピュータを快適に使えるようにしてくれる、いわば縁の下の力持ち的存在です。 例えば、キーボードやマウスなどの入力装置からデータを受け取ったり、画面に画像や文字を表示したり、ファイルを保存したり読み込んだりするといった、コンピュータを使う上で基本的な動作をOSは制御しています。また、複数のソフトウェアを同時に動かせるようにしたり、それぞれのソフトウェアが正しく動作するように管理したりするのもOSの重要な役割です。 つまり、OSは私たちとコンピュータをつなぐ橋渡し役として、コンピュータを動かすための司令塔のような役割を担っていると言えるでしょう。