ULSI

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ULSI:超集積回路が切り拓く未来

- ULSIとはULSIは、「Ultra Large Scale Integration」の略称で、日本語では「超大規模集積回路」と訳されます。 これは、非常に多くの電子部品を、小さな半導体チップの上に集積して作られる回路のことです。従来のLSI(大規模集積回路)と比較して、さらに集積度が高くなっており、より高性能、低消費電力、小型化を実現できることが特徴です。ULSIは、現代の電子機器において欠かせない存在となっています。例えば、スマートフォン、パソコン、ゲーム機など、様々な電子機器の心臓部となるCPU(中央処理装置)やメモリなどに使用されています。これらの機器の高性能化、小型化、省電力化は、ULSIの技術進歩によるところが大きいと言えるでしょう。ULSIの製造には、高度な技術と巨大な設備投資が必要です。そのため、世界でも限られた企業しか製造することができません。近年では、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)の普及により、データ量の増大や処理速度の高速化が求められており、ULSIの重要性はますます高まっています。今後も、ULSIの技術革新は、電子機器の進化を支える重要な役割を担っていくと考えられています。