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CGI: ウェブの仕組みを支える縁の下の力持ち

共通ゲートウェイ連絡窓口(CGI)とは、文字通り、様々な情報をやり取りするための共通の窓口です。インターネットの世界では、利用者がホームページを閲覧する際に、表示されている情報はほとんどの場合、ウェブサーバーと呼ばれるコンピュータから送られてきています。これらの情報は、予め用意された静的な情報であることが一般的です。しかし、検索結果を表示したり、お問い合わせフォームから送信された内容を処理したりといった、利用者の操作に応じて変化する情報を表示するためには、ウェブサーバー上で何らかの処理を行う必要があります。CGIは、まさにこの処理を行うための仕組みを提供します。 例えば、利用者がホームページ上で検索窓にキーワードを入力し、検索ボタンをクリックしたとします。この時、ウェブサーバーは、入力されたキーワードを受け取り、CGIを通じて、あらかじめ用意された検索プログラムに渡します。検索プログラムは、受け取ったキーワードに基づいてデータベースを検索し、その結果をCGIに返します。CGIは、受け取った検索結果をウェブサーバーに返し、ウェブサーバーは、その結果をホームページとして利用者に表示します。このように、CGIはウェブサーバーと外部プログラムの間を取り持つ仲介役を果たし、動的な情報表示を実現します。 CGIが登場する以前は、ウェブページは静的な情報しか表示できませんでした。つまり、利用者が見る情報は、サーバーに保存されているファイルの内容をそのまま表示するだけでした。しかし、CGIの登場により、利用者の操作に応じて変化する情報を表示することが可能になり、インターネットはより双方向的な情報交換の場へと進化しました。掲示板への書き込みや、商品の購入、アンケートへの回答など、現在私たちが当たり前のように利用しているインターネット上の様々なサービスは、CGIの技術によって支えられています。CGIは、静的なホームページから動的なホームページへの転換を可能にし、今日のインターネットの発展に大きく貢献した重要な技術と言えるでしょう。
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縁の下の力持ち!WWWサーバーを解説

- WWWサーバーとは WWWサーバーとは、私たちが普段何気なく見ているウェブサイトを表示するために、インターネット上で欠かせない役割を担うシステムです。ウェブサイトを見たい人がいる時、その人が使っているパソコンやスマートフォンに向けて、ウェブサイトのデータを送信するのがWWWサーバーの仕事です。 例えるなら、WWWサーバーは大きな図書館のようなものです。図書館には、本が種類ごとに整理されて本棚に保管されています。ウェブサイトのデータも、WWWサーバーの中に画像や文章といった種類ごとに整理され、保管されています。そして、ウェブサイトを見たい人がアクセスしてきた時に、WWWサーバーは図書館の司書のように、リクエストに応じて必要なデータを探し出し、その人の元へ届けてくれます。 サーバーには色々な種類がありますが、WWWサーバーはウェブサイトのデータの保管と送信に特化したサーバーと言えます。そのため、ウェブサイトを公開するためには、必ずWWWサーバーが必要となります。 私たちが日々快適にインターネットを利用できるのも、裏側で活躍するWWWサーバーのおかげと言えるでしょう。
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ウェブサイトを支える縁の下の力持ち:Apache HTTPサーバー

インターネット上で誰もが情報発信できる場であるウェブサイト。このウェブサイトを公開するために、裏側で活躍しているのがウェブサーバーソフトウェアです。 ウェブサーバーソフトウェアは、ウェブサイトのデータを保管し、ユーザーからのアクセス要求に応じて、そのデータをインターネットを通じてユーザーのウェブブラウザに送信する役割を担っています。いわば、ウェブサイトとインターネットユーザーを繋ぐ橋渡し的存在と言えるでしょう。 数あるウェブサーバーソフトウェアの中でも、群を抜いて高い普及率を誇るのが「Apache HTTPサーバー」です。Apache HTTPサーバーは、無料で使用できるオープンソースソフトウェアであるため、誰でも気軽に利用することができます。また、安定性やセキュリティの高さ、豊富な機能を備えている点も、多くのユーザーから支持を集めている理由です。 実際に、世界中の膨大な数のウェブサイトが、このApache HTTPサーバーによって支えられています。Apache HTTPサーバーは、まさにインターネットの基盤を支える重要なソフトウェアと言えるでしょう。
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アクセスログを読み解こう:Webサイト運営の羅針盤

- アクセスログとはウェブサイトを運営していると、「どのページがよく見られているのか」「どの時間帯にアクセスが多いのか」など、利用状況が気になるところです。こうした情報を把握するために役立つのがアクセスログです。アクセスログは、ウェブサイトへのアクセス状況を記録したものです。まるでお店の出入り口に設置されたカメラのように、誰がいつ来店したのかを記録する役割を果たします。具体的には、「誰が」「いつ」「どこから」ウェブサイトにアクセスし、「どのページ」を閲覧したのかといった情報が記録されます。アクセスログに記録される情報は、主に以下のとおりです。* アクセス元のIPアドレスアクセス元のコンピュータを特定するための番号* アクセス日時いつアクセスがあったのか* 閲覧したページのURLどのページが閲覧されたのかただし、アクセスログには氏名や住所、メールアドレスといった個人情報は記録されませんのでご安心ください。アクセスログを分析することで、ウェブサイトの改善に役立てることができます。例えば、よく見られているページを分析することで、ユーザーのニーズを把握することができます。また、アクセスが多い時間帯を把握することで、更新情報などを配信する最適なタイミングを検討することができます。アクセスログは、ウェブサイト運営において非常に重要な役割を果たします。アクセス状況を把握し、分析することで、より良いウェブサイト作りに活かしていきましょう。