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Outlook Express:定番メールソフトの基礎知識

- Outlook ExpressとはOutlook Expressは、かつてマイクロソフト社が開発・提供していた電子メールソフトです。Windows 95以降のパソコン向け基本ソフトであるWindowsオペレーティングシステムや、マイクロソフト社が提供していたインターネット閲覧ソフトであるInternet Explorerブラウザに標準搭載されていたため、特別な設定をしなくても、すぐに利用することができました。そのため、多くのWindowsユーザーが電子メールソフトとしてOutlook Expressを利用していました。Outlook Expressは、電子メールの送受信を簡単に行うことができるように設計されており、初心者でも直感的に操作することができました。電子メールアドレスを管理するためのアドレス帳や、受信した電子メールをフォルダに分類して整理するメールの振り分け機能など、電子メールを日常的に利用する上で必要となる基本的な機能を備えていました。しかし、Outlook Expressは、マイクロソフト社が提供する新しい電子メールソフトであるWindowsメールの登場によって、開発・サポートが終了しました。現在では、セキュリティ上の問題などから、Outlook Expressの利用は推奨されていません。もし、現在もOutlook Expressを利用しているのであれば、Windowsメールなどのより安全な電子メールソフトへの乗り換えを検討することが望ましいです。
ハードウエア

パソコン普及の立役者、IBM PC/AT

- IBM PC/ATとは1984年、IBM社から発売された「IBM PC/AT」は、それまでのパソコンの常識を覆す画期的な製品でした。「AT」とは「アドバンスト・テクノロジー」の略であり、その名の通り、前機種である「IBM PC」と比べて格段に性能が向上していました。最大の特徴は、16ビットの処理能力を持つ「インテル80286」プロセッサを搭載したことです。これにより、従来の8ビットパソコンと比べて処理速度が飛躍的に向上し、より複雑な計算や大量のデータ処理が可能になりました。また、メモリ容量やハードディスク容量も大幅に増加し、より多くの情報を扱えるようになりました。IBM PC/ATの登場は、ビジネスシーンに大きな変化をもたらしました。従来の大型コンピュータでは不可能だった、文書作成や表計算などの事務処理が、個人のデスクトップで手軽に行えるようになったのです。このことから、企業は業務の効率化を図るため、こぞってIBM PC/ATを導入しました。そして、多くの企業に導入されたことで、IBM PC/ATはパソコンの業界標準としての地位を確立し、その後のパソコン普及に大きく貢献したのです。
開発

日本語入力の標準IMEとは?

- IMEとはIMEとは、日本語や中国語のように、アルファベットでは表現できない文字をコンピュータに入力するために使うソフトウェアです。 Input Method Editorの略称で、日本語では「入力方式エディタ」と訳されます。パソコンやスマートフォンで日本語を typing する際に、ローマ字を入力すると、ひらがなや漢字に変換されますが、この変換を可能にするのがIMEです。例えば、「konnichiha」とキーボードで入力すると、「こんにちは」や「こんにちわ」、「今日は」といった具合に、入力したローマ字から考えられる様々な日本語の候補が表示されます。この候補の中から、自分が表現したい単語を選択することで、コンピュータに正確に日本語を伝えることができます。IMEには、変換候補を表示するだけでなく、文脈に合った変換候補を優先的に表示したり、辞書に登録されていない単語を学習したりする機能など、様々な機能が備わっています。これらの機能によって、より自然でスムーズな日本語入力が可能になっています。最近では、AI技術の進歩により、IMEの変換精度も飛躍的に向上しており、ますます日本語入力が簡単になってきています。